それは冬コミ当日、ビッグサイトに向かう道中での出来事でした。
自分達の使うルートだと会場へ向かうには何度か乗り換えも有り、
イベント日のりんかい線切符売り場の混雑等は慣れていても中々厳しい物です。
まあこの混雑もイベントのウチだな、と割り切っていそいそと切符売り場に向かう
筆者でしたが、同行していた団員達は皆さっさと改札に向かっています。
ふぉれすた(以下ふぉ):「あれ?切符は・・・みんなスイカ持ってんのか!団長も?」
団長(以下団):「おう、オレは定期がそうだから」
すいれん(以下す):「この機会に買っちまえスイカくれーよーっ!
ほれ!ここ!この券売機で売ってるって!」
四季(以下四):「あ、でもここのスイカりんかい線スイカっすよ。
ここでしか買えないレアもんじゃないっすか」
団:「うわ(笑)これ自慢できんじゃん。見るからにイベントの時買いました!って」
ふぉ:「ふーん、ここで買うとこういうデザインなのね・・・
ってペンギン居ないじゃん!」
す:「んなもんどーでもいいだろうが!買え!買っちまえ!
だいたいJRで買ったってオレのカードにはペンギンなぞ居ねぇーよ!」
四:「いえ、最近のにはペンギン書いてあるっす。すいれんのカード古いだろ」
ふぉ:「やだいやだい!買うんならあの緑色で、ペンギンが居るヤツが
いいって決めてたんだい!」
思い出したかのようにピングーファンぶりを執拗にアピールし
頑なにりんかいスイカを拒む筆者。切符を購入しひとまずその場をあとにします。
そしてイベント終了後、打ち上げも終わり程よく酒も回っている団員達。
帰路のJR線改札にて朝の騒動を思い出しました。
す:「おら!今度こそおめーの求めるJRスイカだ!買え!買っちまえ!チャージ!」
ふぉ:「よ、よし・・・買うよ!買っちゃうぞ!」
その場の券売機でスイカを購入し、財布の適当な場所に入れ
多少緊張した面持ちで初タッチアンドゴー体験をする筆者。
ピポッ
す:「どうよこの便利さ!」
ふぉ:「・・・あの、一言いいっすか?」
団:「何よ」(嫌そうな顔で)
ふぉ:「ネ申」
団:「あーあ」
ふぉ:「いや~買って10分も経ってないのに余裕で理解できたねこの神っぷり!
1回目のピポッで便利さが身に沁みた!むしろ買う前からわかってたけど!」
四:「まさか、2007年も押し迫ってもう2008年を向かえようかという段に
スイカ1枚でここまで盛り上がれるとは・・・」
その後、まだスイカを所持していない団員、翠に会った時などは
「え?何?まだスイカ持ってないの?!」等とまだスイカ歴3時間にして
有り得ない調子こきっぷりを発揮して大層ウザがられた筆者でした。
ふぉ:「これ一枚で、電車に乗るのが楽しくなりますね!」
・・・次の日すいれんにこのやりとりの事を話したら、すいれん自身は
筆者がスイカ買った事すら忘れてたという新年早々の泥酔っぷりには
団員一同さらに驚かされた。