以前ブログにも書いたように、部屋に現存する家具の
実に8割超が島忠製品で埋め尽くされており、
島忠に住んでいると言っても過言ではない島厨の筆者です^w^
模様替えをしていた先月中は、やはりというか
当然島忠に通い詰める事となった訳ですが、地域最大規模の
ホームセンターである島忠様もさすがに万能ではありません。
どうしても筆者が欲しいメーカーの製品が入荷していなかった為
やむなく近隣のホームセンターをネットで検索してみると・・・
なんという事でしょう!
島忠のすぐ近くに別のホームセンターがあるではありませんか!
これだけ島忠に通っておきながら全く気付きませんでしたよ・・・
しかし何か微妙に聞き覚えのある名前の店名だな?と思ったら
そこは遥か昔、近辺でホームセンターといえばここ!という感じで
地域住民に親しまれており、筆者も何度か足を運んだ事があった
歴史の古い店舗だったのです。
近年ケタ違いに規模の大きい島忠の進出により
てっきり潰れたものだとばかり思い込んでいたのですが
まさか生き残っていたとは!(´・∀・`)
にわかにテンションの上がった筆者、島忠参りのついでに
早速様子を見に行ってみる事に!( ゚∀゚)
・・・記憶を辿り店の場所は容易にわかったものの、
どうも様子がおかしいです。
筆者が店に向かった時間は夕方6時過ぎ。
その時間帯のホームセンターと言えば、屋外のガーデニング用品を
ガンガンにライトアップし、店頭には売り出し中の値札が踊り
駐輪場には自転車がごった返す、最もお客の多い時間帯のはず。
しかしそのお店は、ライトアップどころか目立つ場所に看板すら無く
傍目には開店しているのかどうかわからない程の静けさです。
そして店頭で最初に目に飛び込んできたのは、
飾り気の無いテントにうず高く積まれた材木、配管、セメント袋!?(;゚д゚)
専用駐車場は満車でハイエース率80%以上!(゚д゚;)
一歩店内に踏み込めば、商品棚に所狭しと並べられた様々な
電線、パイプ、バルブに飛び散る汗とスタイロフォーム!
色とりどりの作業着に身を包んだ兄貴達のオッスオッス!の挨拶が
淀んだ天井にこだまする、そこは漢の園!
・・・そう、その昔近隣住民に親しまれていたホームセンターは
生き残りを賭け一般的なホームセンターである島忠との差別化を徹底、
男らしい職人による職人の為だけの、地域のHG(ハードガイ)どもを唸らせる
ホンマモンの専門店に華麗なる転身を遂げていたのです。
どうりで駐輪場に自転車が一台も無いワケだ!( ゚д゚ )
開店朝6時、閉店夜8時の営業時間中、2番目に混み合うであろう時間帯に
クソ普段着にママチャリでライドインした筆者マジ命知らず!
案の定仕事帰りの兄貴達でごった返す店内で浮きまくりです。
こんな場所で「××(お目当ての商品)無いっすか?」なんて聞こうモノなら
「あぁ?そんなもんこれだ!(鉄パイプを差し出しながら)これで作れ!
何ぃ工具が無いだぁ?!お前ここは初めてか?力抜けよ」
「アッー」
などという事になりかねません。
落ち着け・・・落ち着くんだ・・・まだあわてるような時間じゃない・・・(;゚д゚)
どこからどう見ても間違って店内に飛び込んだ素人丸出しなのですが
そのまますごすごと退店するのはなんか悔しいので
さも用があるかのように何食わぬ顔で店内を見て回ります。私完璧!
素材と工具がびっしりと並べられた商品陳列棚を見て回り、
そこかしこで打ち合わせの電話をしつつ材料を選定する匠達の間を縫って
どうにか片付けに活用できそうなナイロン結束バンドを発見しました。
(準ハードガイである団員の王子に聞いてみた所インシュロックというらしい!)
このインシュロックだけで陳列棚が二つ以上埋まっている様に
恐れおののきながら、脱兎の如くレジに並びます。
買う物さえ決まってしまえば長居は無用!
当初の目的は完全に見失っているような気がしますが気にしない!
レジに並んで多少の余裕が出来たので他の商品を見回してみると
工具や材料とは別の一角には色鮮やかな作業着コーナーがあります。
服飾コーナーらしくそこには試着室も併設されているのですが、
その試着室は現場の足場を組んでそこにシートを吊るしただけという
何とも漢らしいサバイバル感溢れる作りになっています。
というか足場をシートで囲んだらそれはもう現場です!
あ、危なかった・・・もし間違って店に迷い込んだノンケだという事がバレたら
あの中に連れ込まれて一体どういう事態にハッテンしていたかアッー
そんな思いを巡らせていると、程なくレジの順番が回ってきて
店員の兄貴に声をかけられました。
「当店のカードはお持ちですか?」
会員カード!そういうのもあるのか!
一瞬「あ、持って無いんで作ってください」等と
またワケのわからない見栄を張りそうになりましたが
ここはグっと我慢をし会計を済ませ、逃げるように店を後にします。
・・・外に出ると、とっぷりと日が暮れていて辺りは暗くなっており、
相変わらず駐輪場には薄汚いママチャリが一台止まっているだけです。
フラフラと自転車にまたがり「次この店に来るのはいつになるだろうか・・・」
などと考えながら島忠への帰路についた筆者でした('A`)
(この文章はフィクションです)